pop

Hot Thumbs O'Riley / Wicked Ivory (Love)

フィンランドの70年代を代表するロック・バンド(そしてヴァージンが初めて契約した北欧のバンド)、Wigwam(現在ノルウェーに同名のハード・ロック・バンドがいるらしいので混同注意)のヴォーカリスト、Jim Pembrokeのファースト・ソロ(72年)。これが実に…

Envelopes / Smoke In the desert (Brille)

スウェーデンの期待の新人エンヴェロープスの新作ep。前作「Free Jazz」(傑作)が♀ヴォーカルを大フィーチャーしたドポップ路線だったのけど、今作は結構ハード。ピクシーズの『サーファー・ローザ』がアラビアに迷い込んじゃったみたいな、焦燥感を砂漠に置…

昼と夜

ナイト・アンド・デイアーティスト: ジョー・ジャクソン出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル発売日: 2006/12/20メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る何事も過程が一番楽しいんじゃないかっていうお話。結果よりプロセ…

恋の自転車

Forever Amber / Love Cycle (Background)英国産プライヴェート・プレスの中でもかなり高価な値段で取引されているという代物の再発CD(オリジナルは1969年)。 高価とかそういうことはどうでもよくって(だって買えないから)、このCDの素晴らしさはその…

ひらめいた!

pop

the bible / eureka (Ensign 1988) 後にrichard thompsonとも活動したりする英国の名ギタリストBoo Hewerdineが80年代後半に率いていたバイブルのセカンド。この時代ならではのクリーンなトーンに貫かれたギター・サウンドが印象的な一枚で、個人的には同…

ドラム職人

CARPENTERS / TICKET TO RIDE (1969 A&M) カーペンターズのファーストはカレン・カーペンターが全編ドラムを叩いている。 という某うんちく番組のような事実に驚かされ(兄作曲、妹ドラムってまるでWHITE STRIPESじゃん!)急遽getしたファースト。おそら…

ヴィッキーとマッケイ

DAVE MACKAY & VICKY HAMILTON / DAVE MACKAY & VICKY HAMILTON (1969 IMPULSE) 緑の中で仲良さそうに座る二人のジャケが印象的なアルバムです。“緑と二人”ジャケというと同じく69年作JACKIE & ROYの『GLASS』を思い出しますが、あれが69年というサージェン…

出口を求める6種類のパッション

ERIC MATTHEWS / SIX KINDS OF PASSION LOOKING FOR AN EXIT あと、なんと言ってもビックリしたのは伝説のオーケストラル・ポップ・デュオCARDINALの元メンバーで90年代に2枚のソロ・アルバムを残しているERIC MATTHEWSの突然の復活作(7年ぶり?)。中身は…

聖ダンスタンス通りの盲犬

CARAVAN / BLIND DOG AT ST.DUNSTANS いいなぁ、キャラヴァン。所謂カンタベリー一派としては唯一現役であるにもかかわらず、Soft Machineほどクールではなく、Gongほどぶっ飛んでなくて、Hatfield & The Northほど洗練されていないというその中道的な音楽性…