今日の音飯:

flying saucer attack / p.a.blues (vhf)
最近、ジェシカ・ベイリフとのユニットclear horizonでもいい仕事をしているDave Pearceが率いていたバンド、FSAの過去のライブ音源を集めたCD-RがVHFよりリリース。しょっぱなからUFOが発するレーザービームの如きサイケデリックなギターノイズがダイレクトに脳を襲うフリージャム的なインストの1曲目は過去の様々なライブ録音を編集し40分にまとめたもの(こういう手法はジャーマンロック的ともいえる)。延々と続く鳴り止まない爆音の洪水の中で、ゆっくりと時間間隔が麻痺していく感覚に浸れる。正直演奏は拙いけれど、かえってそれが生々しさを生み出していて、スタジオ盤にはない刺激を味わえる。一度でいいから生で見たかったという悔しさすら感じてしまう。もし初期ピンクフロイドが今蘇ればおそらくこんな音を発していたに違いない。あと、音の佇まいが日本のGHOSTに近いものを感じたりも。さらに、UFO爆撃のライブということで矢追純一の緊急UFO特番(生放送)に通じる緊迫感も感じたとか感じなかったとか。